腹腔鏡下胃切除|トピックス

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腹腔鏡下胃切除術とは

 腹腔鏡とは、太さ約1cm、長さ約30cmで、先端にテレビカメラが装着された棒状の医療器具です。腹壁に1.5cm程度の穴を開け、この腹腔鏡を挿入すると腹腔内(おなかの中)がテレビ画面に映し出され、その映像を見ながら手術を行うことを腹腔鏡手術といいます。この腹腔鏡を利用して、従来の胃切除と同等の胃切除術を行うのが腹腔鏡下胃切除術です。

腹腔鏡下胃切除術の方法と開腹術との違い

 テレビ画面を見ながらいろいろな用途に合わせた腹腔鏡手術用の長さ約30cmの棒状の器具を駆使して組織を切ったり、出血を止めたり、腸を切ったり、糸で縫合したりして手術を進めていきます。腹腔鏡下胃切除術では1~2cmの小さな穴をおなかに5~6ヶ所開けて、そこから器具を挿入して胃を切除することになります。切除した胃を取り出すために、別に "みぞおち"に近い部位に5~6cmの傷が必要になりますが、"みぞおち"から臍下まで25~30cm程度の傷が必要な開腹手術と比較すれば、かなり小さな傷で手術が可能です。手術創が小さいため、術後早期の傷の痛みや、機能回復といった点で有利であることが言われています。傷が小さいからあまり目立たずきれいであり、体にかかる負担が小さいから回復も早いと言い換えることができます。また傷が小さいことにより術後の癒着が少なくなり、腸閉塞が防止できるのではないかと期待されています。また術中出血量は開腹術に比較して少ないという点でも有用性が示されています。

 腹腔鏡下手術は早期癌に対して適応されることが一般的で、胃癌治療ガイドラインにも記載されていることもあり、現在は当科では早期癌のみを対象として行っています。

お問い合わせ

東京医科大学 消化器・小児外科学分野(消化器外科・小児外科)
電話 : 03-3342-6111(代表)
メールアドレス : geka-3@tokyo-med.ac.jp