ぶどう膜炎外来

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ぶどう膜炎外来

 ぶどう膜炎外来では経験豊富なスタッフにより、これまでに培われてきた診断技術、科学的根拠に裏付けされた生化学および免疫学的検査に加え、遺伝子レベルの検査や最新の検査機器を用いた検査を行い、より正確なぶどう膜炎の診断に取り組んでいます。サルコイドーシス、Vogt-小柳-原田病、ベーチェット病といった日本における3大ぶどう膜炎に加え、桐沢型ぶどう膜炎(急性網膜壊死)などの重篤な感染性ぶどう膜炎の診療実績は国内でも有数の施設です。治療については点眼薬や内服などの全身投与による基本的な治療の他、TNF α製剤などの生物製剤による最新治療や、低侵襲システムによる硝子体手術といった外科的治療など、世界の最先端の診療を実践し、失明に至ることも少なくない難治性ぶどう膜炎の予後の向上に努めています。

 ぶどう膜炎研究グループでは、眼と免疫系との間に様々な細胞が関与し、サイトカインや細胞間マトリックス、接着分子、副シグナル分子などを介して複雑なネットワークを形成していることに着目し、動物モデルや培養システム、人工知能を用い、ぶどう膜炎の発症機構の解明やバイオマーカの開発ならびに新規治療法の開発を目指した研究に取り組み、その成果を国内外に発信し続けています。