東京医科大学

麻酔科学分野 麻酔を受けられる患者さまへ

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学会・研究会の報告

OROBOROS Basic Workshop in Austria

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カテゴリ : 研究会

2013年4月9日〜14日までオーストリアのアルプス山脈にあるSchröckenに行かせていただきました。今回の目的は、オロボロス社のOxygraph-2k(O2-k)という実験機器の研修です。このO2-kは様々な細胞内のミトコンドリアの酸素消費量や活性酸素産生量を測れる機器で、日本にはほとんどありません(東京医大の麻酔科には2台あります)。
研修が行われたHotel Körberseeはスキーリゾートホテルで、鉄道の駅からバスで1時間、それから歩いて(!)40分という自然あふれるところにありました。ここにヨーロッパや北米、中近東など色々な国から集まったミトコンドリアの研究している33名とインストラクター5名で6日間過ごしました。参加者は生物学者や博士課程の学生が主で、私のような臨床医は数人でした。
研修内容は、ミトコンドリアや理論から始まり、O2-kのセッティングやキャリブレーション(較正)の仕方、トラブルシューティングなどです。朝8:30から遅い日は夜10時まで濃い内容でした。
お昼休みの前後はスキーやスノーウォーキングなど各自自由にアクティビティを楽しんでいました。私はスキーは出来ないので歩いていましたが、雪道なうえに標高1600m程の高地なのですぐに息がきれました...。
研修そのものも良かったですが、いろいろな国の人と知り合いになれてとても充実した6日間でした。
麻酔科業務の忙しい中、行かせていただきありがとうございました。image.jpg オロボロス


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