東京医大では子育てに対する様々な制度があり、ママさん医師だけでなくパパさん医師でも利用できる、あるいは割引になる制度があります。（ ⇒　医師・医学生支援センター）

　麻酔科は全国的に女性医師の割合が多く、以前から子供のいる女性医師が多く、働きやすいといわれています。しかし、女性医師にとって、出産や子育ての期間が医師にとって勉強や経験を積まなくてはならない時期と重なることは大きな悩みです。当科では、今自分がどうしたいか、将来なりたい麻酔科医像に近づくためには今何をしたらよいか、という個々のキャリアサポートを行っており、ママさん麻酔科医が多数活躍しています。

　当科では現在、6人のママさん麻酔科医がおり、育休中、産休前といった女性医師もいます。子供が1人あるいは2人以上、保育園、幼稚園、小学校に通っているお子さんがいるなど状況はそれぞれ異なりますが、ママさん麻酔科医として日々臨床や研究を行っています。各々のモチベーションや目標、家族の理解や協力、預け先の環境は多様ですので勤務時間や出勤する曜日、日数は医局と相談し決めています。
　当科のママさん麻酔科医は残業なし、当直なしで勤務しています。具体的な勤務時間は8時30分～16時30分、9時～17時、8時30分～13時などで、勤務日数は週1～4日（規定によりプラス外勤）です。担当症例が勤務時間を超える場合は他の医局員に引き継いで退勤しています。子供の急病時にも早退、欠勤することがありますが手厚いサポートがあるので小さい子供がいても勤務し続けることが可能です。また、希望により学会発表や出張研修も行っています。
　その代わりではありませんが、残業が可能な時や学会等で人手が足りないときはイレギュラーに勤務をするなど医局員へのサポートを行い、子供が同伴可能な医局行事に子連れで参加し医局員との交流も図っています。
　当科ではママさん麻酔科医を積極的に支援しているので、ママさん麻酔科医でも専門医や指導医、学位を取得、サブスペシャリティーを極めることが可能です！！