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学会・研究会の報告

第115回産科麻酔学会inさいたま

投稿者:柿沼

カテゴリ : 学会

12月8・9日に、大宮ソニックシティーで産科麻酔学会が開かれました。初めての麻酔科主催で、埼玉医科大学(金子先生、坂本先生、沖田先生の出身)が催しました。金子先生は、当院における前置胎盤の麻酔管理を発表し、立派に母校に凱旋?しました。
私は、ワークショップで、NCPR(新生児蘇生法)を受講しました。以前、朝レクで石崎先生が紹介しましたね。
満期産かどうか/弱い啼泣、弱い呼吸/筋緊張 の3項目を評価して、蘇生の初期処置を開始、SpO2を装着、心拍数(100以下で人工呼吸、60以下で胸骨圧迫)や呼吸状態をみて対応します。
かなりシンプルなもので、成人と異なるのは人工呼吸が優先されることです。
今度、帝王切開に入ったら、新生児の小児科の対応を見てみてください。東医の小児科は30秒カウントでちゃんと評価していますよ。
今のところ、麻酔科で小児科の居ないところでの出産に立ち会うことはありませんが、知識があることで何か助けになるかも知れません。kaneko1.png


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