東京医科大学

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学会・研究会の報告

ESA参加報告 その2(モンペリエ大学とルンド大学訪問)

投稿者:内野

カテゴリ : 学会

6月12日は、朝起きてから、学会場に歩いて向かいました。「New developments in paravertebral blockade」を少し聴講して終了となりました。B社のMauel氏が迎えに来てくれ、リヨン駅まで連れて行ってくれました。臼井先生が切符を日本に置き忘れてしまったのですが、チケット売り場で交渉してくれてお金を再度支払い再発行となりました。日本で買うより2万円以上安いのにびっくり!

14時に出発して17時すぎにモンペリエに到着しました。ホテルは駅から徒歩3分のところにありとても便利でした。ホテルについてチェックイン後少し休憩して18時にManuelとロビーで待ち合わせました。彼が、モンペリエの街を案内してくれました。モンペリエ大学医学部は11世紀の創設されたヨーロッパ最古の医学部であることが分かりました。Manuelに案内してもらいモンペリエ大学医学部の中に入ってみました。IMG_3637.JPG IMG_3668.JPG 医学部見学後、19時にレストランでカプデビラ教授と待ち合わせをしました。19時に颯爽と登場されました。かなりイケメンという第一印象でした。とても、紳士的でした。「フランス人は自分たちの国が世界で一番きれいで進んでいると思い込んでいる。そのため、海外から来た人にとても高飛車な態度を取ってしまう傾向があるが、それは、井の中の蛙だからなのです。最近やっと彼らもそれが分かってきたところです。 」とフランス人の不親切な態度の理由を説明してくれた。さらに、「日本に行ってフランスよりはるかに美しい国があることが分かった」とも述べておられました。IMG_3662.JPG IMG_3664.JPG                                                                                    すこし、フランスに対する偏見が軽減した気がいたします。モンペリエ貯水場とモンペリエ大学・ラペイロニ―病院(右上)、カプデビラ教授と(下左)撮影、 

IMG_3647.JPGIMG_3651.JPGディナーの内容 (アントレ、フォアグラ、ローストビーフ、デザート)このフランス料理はミシュラン1つ星でとても洗練されていて美味でした。

ライベイロニー病院では70件/日の手術に対応しています。そのほとんどに神経ブロックを適応させて術後の疼痛管理を行っています。腕神経叢ブロックをはじめいくつかの神経ブロックを見学しました。今回の目的は、①超音波ガイド下神経ブロックを研修できる海外の施設の確保と②医学部生の交換留学先の確保であるため、まずは①から伺ったところ以下のお返事が返って来ました。

「まず、英語がしっかりできること。フランス語ができればスタッフとして働くことが可能。研修は1週間でおIMG_3656.JPGおよそ50件のブロIMG_3660.JPGックを施行可能」とのことでした。基本的には英語での研修は最大2か月までとのことでした。②については「大学側も賛成してくれると思う。自分は受け入れは問題ない」とのことでした。最後に深く謝辞を述べてTGVでシャルルドゴール空港へ出発!

Manuel氏に今回のフランスでのさまざまなことをサポートしていただきましたことをこの場をお借りして深謝いたします。まことにありがとうございました。パリから飛行機でデンマークへ移動しました。コペンハーゲンに着いたのは10時過ぎでした。バーガーキングで遅い夕食を食べて電車でホテルのあるTonby駅へ移動し、チェックイン!ほっと一息!おやすみなさい!

翌日は、朝食後にコペンハーゲンを散策しておみやげなどを物色しました。IMG_3732.JPGIMG_3735.JPGその後、コペンハーゲンからスエーデンに向かい電車で45分、ルンドに到着しました。エスキルと昼を一緒に中華料理屋で食べる約束をしていたので先に臼井先生と「大同飯店」で待っていました。少し遅れてエスキルが登場、3人で昼食とりなりました。

臼井先生に「スカンジナビアにきたら春巻きは食べておかねえと」とアドバイス。春巻きをひとつオーダー!来た春巻きに臼井先生はびっくりしていたようです。鼻血がでてしまったか?しかし、私が留学したときより全体に味はよくなっているという印象です。

食後にルンドを少し散策、ドムシルカンという町の教会に入り時計にカリヨンを仕組んだ設備を見ていると丁度3時になり、鐘とともに人形が登場してきました。IMG_3751.JPGIMG_3756.JPG

ルンドの街と教会のカリヨン(右)

IMG_3776.JPGエスキル宅にてラボの皆さんと(左)

ルンド大学ワレンベルグニューロサイエンスセンターに行きラボで昔の仲間に挨拶。その後、歩いてエスキルの新築の家に向かいバーベキューパーティーとなりました。8時くらいに解散し、マグヌスが駅まで送ってくれて助かりました。電車で再度コペンへ戻りホテルへ!翌日は、再度パリへ戻り、日本に帰国となりました。今回は、お土産も十分に買う余裕がありませんでした。

この1週間はとてもタイトできつかったと思います。しかし、スエーデンで1週間研究をされた鈴木先生(ラボの皆さんから高評価でした。すばらしい)もがんばっていただきこちらも大変誇らしい気持ちです。また、臼井先生は、英語の発表を本当にしっかりこなしてくれて頭の下がる思いです。お二人とも本当によくがんばってくださいました。お二人の先生方お疲れ様でした。また、指導していただきましたスエーデンの皆様に感謝いたします。最後に、今回のESAに参加するにあたりまして留守中に大学の手術室を守って頂いた教室員の方々のサポートに心から深く感謝申し上げます。ありがとうございました。スライド1.GIFスライド4.GIFスライド2.GIFスライド3.GIF 

 

 

 

 

 

 

 

 

来年のESAはスペインのバルセロナです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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