2012年日本麻酔科学会の報告
2012.06.17
投稿者:金子
カテゴリ : 学会
今年は発表ありませんでしたが、行かせていただきました。
初日は外勤だっため、F田先生不在(学会発表のため)のオペ室を関根先生指導のもとなんとか守り抜きました。しかし緊急が来て帰ったのは21時頃でした。
2日目朝から神戸入りし1日半学会参加しましたが、今回はセミナーや講演にはあまり出ず、ポスターを中心にみました!
ポスターはほぼ全てざっと目を通しましたが、まず思ったのは、今回は1枚ポスターが多いなぁと感じました。まぁ今までもそうだったのかもしれませんが、こんなにゆっくりとポスターをみたのは初めてなので...やはり、1枚ポスターはなんとなく格好がつくのだと思いました。
その中で、いつも学会で小児での挿管チューブの適正サイズについて何か発表はないか探していますが、今年もありました。詳しくは省略しますが、今でもよく使われる Coleの式(4+年齢/4)が作られた約50年前と比較すると、子供の平均身長は約5cmも高いそうです。そして、①身長 ②月齢 ③声門下気管径 ④気管分岐部1cm上の気管径 の4項目がサイズを予測する因子として挙げられ、身長が最も重要な因子だったとのことです。さらに、身長と月齢を用いた簡易式として、 内径(mm)=0.03×身長(cm)+月齢(m)+1.7 が臨床上有用としていました。
試しに計算してみると、1歳0ヶ月で4.07、2歳0ヶ月で4.052、4歳0ヶ月で5.186、8歳で6.5でした。小さい頃は Coleの式 と変わりないようですが、大きくなるにつれ大きくなっていくようです。まぁ、産まれたときは50年前とあまり変わらないが、成長の幅が大きくなっているということでしょうか? (大事なことですが、この発表の対象となった小児の年齢層は忘れてしまいました...)
あとは、埼玉医大の同期がポスターの優秀発表に表彰されており、自分ももっと頑張らなければと感じました。
とっても有意義な1日半でしたが、最後に一言、僕よりも若い先生方にアドバイスです! みなさん、学会では是非学会懇談会に出ましょう。たった1000円であんなに美味しいご飯(神戸牛もでたよ)が食べれるなんて最高です(もしかしたらタダになるかも・・・)。思っていたのと違い堅苦しくもないですよ!
お留守番していただいた先生方、本当にありがとうございました。
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