第10回新宿心臓血管麻酔カンファレンス
2012.04.01
投稿者:富野
カテゴリ : 研究会
3月24日(土)に第10回新宿心臓血管麻酔カンファレンスが東京女子医大病院で行われました。東京医大、東京女子医大、慶応大学の麻酔科医が集まり、心臓血管麻酔について気楽に討論する会です。
東京医大からは柿沼先生、濵野先生、富野が参加しました。今回は八王子医療センター看護師の佐伯さんにも声をかけ参加していただきました。
演題は「痛恨の一撃」をテーマに東京医大から2題の他、計6題の発表がありました。普段、心臓麻酔をかけていても症例は限られており、他施設の発表はとても勉強になります。
今回の発表の中で私が興味を持ったのは女子医大の先生が発表していたROTEMという装置です。全血凝固線溶分析装置というものですが、東京医大にはデモで一時的に置かれていただけで、使用したことも見たこともありませんでした。大量出血の際にFFPを輸血しますが、どのくらい輸血したらいいのか、常に迷うところです。忙しい中での検査は大変かもしれませんが、過剰なFFPの投与が避けられるのであれば指標にして使ってみたいと思いました。
この他にも勉強になる症例発表ばかりでした。次回は8月頃に慶応大学で行われます。興味のある方は、是非参加してみてください。
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