第3回新都心麻酔懇話会の報告

2011.10.29

投稿者：石崎

カテゴリ：研究会

　今年の麻酔懇話会は若手中心の演題が集まりましたが、どの演題も立派な発表となりました。指導に当たった先生の面倒も良かったのでしょう。

　三人の教授と関連病院の部長による厳正な審査の結果、優秀演題は見事、厚生中央病院の初期研修医、山口優先生の『術後回診で、患者さんに「舌が曲がって変なのですが、なぜですか？」といわれたら、どう答えますか？　～胃切除術後に舌下神経麻痺をおこした一症例』に決定しました。質疑応答も落ち着いており、素晴らしい発表でした。

　特別講演では、熊本大学より山本達郎先生をお招きし、『私の考える神経障害性疼痛治療』と題して、ペインクリニック領域の基礎医学的アプローチを、多岐に渡ってお話し頂きました。

　神経障害性疼痛にかける先生の情熱が伝わってくる中身の濃いご講演でしたが、私たちの一般演題でも質疑応答で議論を盛り上げて頂くなど、先生の熱心なお人柄にもふれることができました。

　この場を借りて、厚く御礼申し上げます。