新宿心臓麻酔カンファレンス
2011.05.28
投稿者:富野
カテゴリ : 学会
先日、5月28日に第7回新宿心臓麻酔カンファランスが東京女子医科大学で開催されました。このカンファランスは東京女子医大、慶應大学、東京医大といった新宿にある3大学がTEEを中心とした心臓麻酔について意見を交換する場となっています。
今回、当院からは2題、演題を出しました。1題目は「僧帽弁形成術で逸脱部位の診断が困難であった症例」です。手術中のTEE画像を供覧していただき、画像描出のポイントなどをアドバイスしていただきました。2題目は「僧帽弁位に生体弁置換術を施行した症例」です。僧帽弁位の生体弁置換術は耐久性や合併症の点から日本でも10%程度と言われています。今回提示した症例では、置換後にTEEでステントポストによる左室流出路狭窄が疑われました。術後のTEE評価などを中心にアドバイスしていただきました。
その他、他大学からは、「僧帽弁形成術後に弁の間に挟まるようにして見えた左心耳」や「三尖弁置換術後の逆流」、「小児の弁置換」など多数の症例提示があり、とても勉強になりました。
そして、真面目に勉強したあとは神楽坂に移動して二次会(懇親会)です。食事もおいしかったのですが、それ以上に他大学の心臓麻酔や手術室のお話を聞くことができ、有意義な時間を過ごすことができました。詳細が知りたい方は、是非、次回のカンファレンスに参加してください。次回は8月20日(土)に慶應大学で開催される予定です。
- 富野さんの記事を読む
- |
- 閲覧 ()