TEE 術前評価との相違
2012.04.27
報告者:板橋
経食道心エコーの予想外の術中所見は、外科的処置の変更につながる可能性があり、術前評価で見落としがちなポイントを知っておくことは大切な事です。
今回、術中の予想外の所見の発生率を調べ術前と比較した前向き研究の論文を、板橋先生が紹介してくれました。
(資料はスタッフページからDL)
術前評価の時期や施行者、体表か経食道かなどには、大きな施設間較差がありそうです。
経食道心エコーで有利なM弁、A弁に関する所見のズレが多く、病態の進行もあるため、米国心臓協会は、無症候性中等度の心臓弁膜症患者は1~2年間隔、心臓手術待機患者は6-12月の間隔、さらに臨床状態が変わるならすぐ経食道心エコーをすべきと推奨しています。
板橋先生からのTake Home Messages
1.術前情報をあてにせず、一通り検索しよう
2.間違いを恐れず、報告を
3.個々で学ぶより皆で学べ
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