輸液管理と術後消化管合併症メタ解析

2012.03.23

報告者：石崎

ここ数年、輸液反応性の指標となるSVVやPPVが普及し、ERASプロトコールでは過剰輸液を避けるように推奨されるなど、周術期の輸液管理が盛んに議論されています。そこで、非心臓の大手術において、術中の目標指向型輸液管理が術後の消化管合併症に及ぼす影響をメタアナリシスした論文を読んでみました。

しかし、この論文は文献を集めれば集めるほど条件がバラバラになるという、メタアナリシスの落とし穴にはまっていて、残念ながら、あまり有意義な結論は見いだせなかったようです。

朝の貴重な時間にお集まり頂くのにそれでは申し訳ないと、資料の最後に、最近の輸液管理のトレンドをまとめたものを付けておきましたので、参考にしてください。

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