Apicoaortic Condict Surgeryの麻酔
2012.01.14
報告者:宮田
今回の抄読会の担当は宮田先生でした。
発表題目は【Anesthetic Management of Patients Undergoing Aortic Valve Bypass (Apicoaortic Conduit) Surgery】
Journal of Cardiothoracic and Vascular Anesthesia, Vol 26, No 1 (February), 2012: pp 148-160 でした。
この術式の適応はporcelin aorta(動脈の石灰化が強い)、胸骨正中切開の既往(縦隔腫瘍など)、CABGの既往などです。
つまり、ハイリスク症例である可能性が高くなると感じました。利点としては、人工心肺を使用しない、大動脈遮断が必要ない、
心筋保護を使用した心停止が必要ないなどがありますが、それ以上に片肺換気を行なうというリスクが大きくなる症例も多いのではない
でしょうか。
benefitとriskのバランスを十分考慮するという意味では、十分な術前評価を必要とする術式であると感じられました。
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