一般的QOL評価の指標であるSF-36に対して、術後QOL評価のために考案されたのが、QOR-40だそうです。

本研究では、日本版として一部改変したQOR-40Jの有用性をSF-36と比較することで検証しています。

評価法の比較ですから、心拍出量測定におけるスワンガンツとAPCOの様に、「Gold Standardと相関あり」で良いのでしょうが、術後QOLの評価法としてどちらが優れているのか、という結論には至っていないようです。

筆者は、こういう指標があることに目をつけて日本版QOR-40Jを作り、1本の新たな論文にしてしまいました。

きっと、QOR-40Jを世に周知させた上で、何か評価したいものがあるのでしょう。理詰めの戦略を感じさせますね。（石崎）

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