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医局カンファランス

乳癌手術における胸部傍脊椎神経ブロックの有用性

報告者:渋谷

カテゴリ : 本院 抄読会

渋谷先生発表のPain Medicine 2010の文献です。乳癌手術では持続胸部傍脊椎神経ブロック  Contenious Paravertebral Block (PVB)は有用性が無かったという結果になっているようです。これは神経ブロックが癌再発の発生率を下げるという以前の研究があるために行なわれたもののようです。否定的結果なので、内容の評価は難しいですが、CPVBの手技の確認が出来たのではないでしょうか。カテーテルは2~3cmしか留置できない。0.5%E入りロピバカイン 0.3mg/kg (Max25ml)の持続投与。傍脊椎神経ブロックは、手術室で行なうブロックの中では、重大な合併症があり最も難しいものかも知れません。手術室では肺手術で行なわれていますが、開胸の心臓手術でも行なうところもあるようです。(柿沼)

資料はスタッフページよりDLして下さい。

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