東京医科大学

麻酔科学分野 麻酔を受けられる患者さまへ

Staff Room

医局カンファランス

母体安全への提言:周産期管理について

報告者:柿沼

カテゴリ : 本院 勉強会

 今回は、"母体安全への提言2010" をダイジェストとして発表しました。
周産期麻酔管理において、重要なエッセンスがいくつか入っています。
妊産婦死亡を予防することが大きな目的の提言であり、ガイドラインでは
ないのは、まだまだこの分野が日本では発展途上である事を意味しているの
かも知れません。
 基本は産科学会のものですが、産科麻酔の先生方も重要な役割で参加している
ようです。
 日本産科麻酔学会では、レクチャーとして"妊産婦の蘇生"がコースとしてありました。
これからは私たち麻酔科医も、妊産婦蘇生の知識を要求されていくことと思います。
ポイントは、
周術期のバイタルサインの異常を早期に発見する事
妊産婦の心肺蘇生の特徴、PCSの適応を知る事
羊水塞栓症をいつも意識する事
HELLP症候群、妊娠高血圧症候群の脳出血に十分気を付ける事

もう一度目を通してみて下さいね、近いうちに専門医試験にも出るかも知れません。

資料は、スタッフルームにログインしてダウンロードして下さい。

一覧へ戻る