今回の抄読会では神経ブロックを行う際のプレスキャンで偶然に異常所見を見つけてしまった、という症例報告です。

エコーを行う際には血管や神経などの構造物とそれらの位置関係を同定することが大切です。これらの解剖学的な所見を理解していないと、この報告にあるような異常な構造物を「異常」と判断できずに穿刺してしまう可能性があります。

もちろん、血管や神経の位置関係は個人差もあるのですが、「こんなの存在しないでしょう」と言えるようにたくさんのエコー画像を見ていきたいと思いました。（武田）