止血のための輸血療法
2011.09.12
報告者:井上
井上先生が輸血療法についてまとめてくれました。
一般的な止血機能の説明と、特に新鮮凍結血漿、血小板濃厚液の適応について話がありました。
新鮮凍結血漿の適応としてPT、APTT、フィブリノゲンの値を見ながら輸血する必要性を説いてくれました。臨床的には、なかなか測定ができず、結果まで時間がかかることもありますが、術中から凝固系の値を重視する必要性を感じました。
また、新鮮凍結血漿についてはTRALIの発症が他の輸血製剤に比べて多いのも報告されていました。
血小板については、一般的には5-10万で外科的止血が必要な場合は輸血が必要です。これは臨床的にも我々も意識している値だと思います。ただ大量出血時など、血液希釈が問題になる場合もあり、値だけに振り回されるのではなく、注意が必要と感じました。(宮田)
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