東京医科大学

麻酔科学分野 麻酔を受けられる患者さまへ

Staff Room

医局カンファランス

頚髄症には気をつけろ!

報告者:松岡

カテゴリ : 本院 勉強会

今日の松岡先生の勉強会は、ペインクリニックから手術麻酔へ繋がるテーマでした。

60才を越えた症例では、隠れた頸椎症性脊髄症の存在を術前回診で見つけ、手術麻酔で麻痺を作らないように注意すべきで、それには頚髄症の診断学が重要です。

3つ覚えましょう。
 しびれ
 ホフマン
 グーパー

術前回診で頚椎症の存在を疑ったら、
しびれ、頚肩腕痛、四肢の感覚障害、Romberg徴候、歩行障害、深部腱反射の異常、
バビンスキー徴候、myelopathy hand、四肢の筋力低下、膀胱直腸障害
をチェックして、整形外科に相談!

術中管理のポイントは2つ。
 頚部安静
 低血圧を避ける

早速、明日の症例から役立てましょう!(石崎)

一覧へ戻る