東京医科大学

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医局カンファランス

腋窩NBにおける神経刺激の意義

報告者:松岡

カテゴリ : 本院 抄読会

超音波ガイド下の腋窩神経ブロックに神経刺激を併用することの意義を検討した報告です。

この報告は、神経ブロックに習熟した麻酔科医による検討というところがミソです。神経刺激せずとも同等の鎮痛効果が得られたのことで、考察では、むしろ神経刺激は患者にとって不快で好まれないだろうと述べています。
初心者は神経刺激を併用した方がよいと言っていますが、神経刺激を併用しなかった群で1例、神経内注入があったようで、神経刺激をしていたら、その神経内注入を防げた可能性もあったのではないでしょうか。松岡先生、コメント下さい。(石崎)

0.2mAで筋収縮がみられるときは、神経内にまで進入している可能性が高い。 「超音波ガイド下神経ブロック(真興交易)P.61」




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