超音波ガイド下の鎖骨下静脈カテーテル挿入
2011.07.22
報告者:野口
今日の抄読会は野口先生。CCM2011より、リアルタイム超音波ガイド下の鎖骨下静脈カテーテル挿入の有用性を検討した報告の紹介です。
鎖骨下静脈の描出には熟練を要するものの、血気胸や腕神経叢損傷、心タンポナーデなどの合併症が、ランドマーク法に比べて有意に少なかったそうです。
感染や気切、手術部位などによっては、鎖骨下静脈を選択せざるを得ない症例もあることを考えると、覚えておくべき手技かもしれません。
この論文の筆者が行った方法です。
① プレスキャンは鎖骨の上方と下方から行い,腋窩静脈と鎖骨下静脈の深さと直径を測定し、それらの開存性(血栓の否定)を評価し、周囲の構造も確認した。
② 穿刺時は、腋窩静脈と鎖骨下静脈の合流部を描出し,カラードップラーも確認した。穿刺は長軸法で行った。
難しそうですね。S-Nerveで練習しましょう。(石崎)
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