開腹手術におけるSVVの有用性
2011.06.08
報告者:松村
本日の担当は松村先生。ただ今、「SVVとAPCOで管理した褐色細胞腫の麻酔」の投稿準備に頑張っていますが、それに関連する論文を紹介して頂きました。
ハイリスク開腹手術でSVV>10%となるように積極的に膠質液を投与したところ、術後の乳酸値やアシドーシスが改善し、感染症や臓器不全などの中期予後も改善したという内容です。輸液は膠質液か晶質液か、SVVのカットオフ値の設定は10%か13%か、などの議論はあるものの、最近の大きな流れに乗った論文の1つと言えますね。
お知らせコーナーにも載せましたが、7月8日(金)にある首都圏低侵襲モニタリング研究会(Edwards主催)でも、「goal-directed fluid managementの実際」小竹良文先生(東邦大橋)という講演がありますので、興味ある方はどうぞご参加下さい。ちなみに事前登録制です。(石崎)
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