硬膜外脊髄刺激療法のカテーテル固定
2011.05.06
報告者:松岡
当科ペインクリニックでも行っている硬膜外脊髄刺激療法(SCS:Spinal Cord Stimulation)ですが、その固定法に関して比較検討した文献を、松岡先生が紹介してくれました。
皮膚刺入部にテープを貼っただけの方が、ナート固定した場合に比べてが、3日後のカテーテル先端の位置異常が少なかったとのことです。ナート固定をした群では、体動に伴って徐々に抜けてしまい、皮下の軟部組織でたわみが生じていました。
当院ではカテーテルの埋め込みまで1週間あけていますが、その間、SCSカテーテルの位置異常の発生をいかに防ぐかが、SCSを成功させる上でとても大切になります。
今日の文献は、通常の硬膜外麻酔や持続末梢神経ブロックのカテーテル固定においても、よい参考になりそうです。(石崎)
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