DES留置患者の周術期管理
2011.05.23
報告者:柿沼
柿沼先生の抄読会です。DES留置患者の周術期管理についての発表でした。DES留置患者の外科手術は今後一層増加することが予想され、周術期管理とくに抗血小板薬や抗凝固をどうするかというのは大きな問題です。今回の論文では、小倉記念病院の取り組みが紹介されていましたが、特筆すべき点は、アスピリンを手術日ぎりぎりまで内服させ、なるべく早く再開するということです。ヘパリンに関してはこの論文では投与をしていましたが、今回の日本麻酔学会のPBLDでもあったようにヘパリンを投与することがかえって血栓形成を誘発する可能性もあるようです。
いずれにせよ当院でのプロトコールを早急に作る必要があると思います。(宮田)
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