麻酔導入と循環変動
2011.04.19
報告者:石崎卓
レミフェンタニルは、侵襲制御を意識した鎮痛重視の麻酔管理において必須の存在となりましたが、こと、麻酔導入に関しては、その利点が生かし切れていないように感じます。鎮痛重視か循環重視か。殆どの症例ではどちらの麻酔導入でも構わないのですが、心臓血管系にリスクがある症例では、そうもいきません。コツはレミフェンタニルの使い方よりもむしろ、血圧低下をきたす鎮静薬の使い方にあります。レミフェンタニルを積極的に投与した鎮痛重視の麻酔導入で、循環をより安定させるための工夫や、循環作動薬の使い方とピットフォールについても考えてみます。
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