メッセージ(嘉澤 千文)女性医師支援

嘉澤千文(かざわ ちふみ) 臨床研究医 2018年4月より入局 医師8年目

入局のきっかけを教えてください

私は地方の国立大学医学部を2010年に卒業しました。2年間の初期研修を母校で行い、そのまま同大学病院の循環器内科に入局しました。その後、同院や関連病院で3年間の後期研修を終えたのち、同じ循環器内科医である夫との結婚を機に、医師8年目で当教室に入局しました。
夫が当教室員であったとはいえ、私個人はまったく知り合いもおりませんでしたので、入局に際しては正直不安な気持ちもありました。しかし、教室の雰囲気はとてもアットホームで他学出身の私を温かく迎え入れくれました。この原稿を執筆している時点で入局からまだ半年も経っていませんが、現在は教室員の一員としてフル活動しています。

現在の仕事内容について教えてください

ジェネラルカルディオロジーグループに所属し、心不全や虚血性心疾患の診断と治療、弁膜症の診断や外科手術の適応判断など幅広い診療を行っています。私は過度に専門に特化するよりも、バランスよく循環器疾患を勉強したいという希望がありましたので、現在の仕事内容は自身の目指す方向性と合致しており、充実した毎日を送っています。また、医師1-2年目の初期研修医も多くラウンドしてくるグループなので、その指導も私のメインの仕事の一つとなっています。彼ら(彼女ら)にエビデンスに基づいた診断と治療ができるように、またそれを適切にプレゼンテーションできるように導くことは、自分自身にとっても大変勉強になっています。

当教室での研修を検討されている女性医師へメッセージをお願いします

当教室の大きな特色として、女性の医局員が多いことが挙げられます。私の出身地方の病院は女性の循環器科医がとても少なかったのですが、当教室には私たちと同じように夫婦で医局に所属している方、また出産や育児を経験されている女性医師の先輩も多くいて、ライフスタイルが変わっても活躍できる姿を見れるのはとても心強いです。
休日や夜間の呼び出しや緊急対応などが多い循環器内科を選ぶことを躊躇している女性医師は多いと思います。実際私自身もそうでしたので、気持ちはわかります。
ぜひ一度見学にいらしてください。きっとあなたのロールモデルになる女性医師がこの教室にいると思います。

【連絡先】
女性医師支援担当 黒羽根 彩子(くろはね あやこ)
E-mail: kurohane@tokyo-med.ac.jp

ページ上部へ戻る