レジデントの声

『循環器内科での研修を終えて』 初期臨床研修医 秦 彰宏

2019年4月10日から5月31日まで約2ヶ月間、東京医科大学循環器内科の不整脈班で研修を行いました。医師として初めて臨床の場に立つということで右も左もわからず不安と緊張しながら研修に挑みました。しかし、チーム全体がアットホームな雰囲気に溢れており、上級医にコンサルトしやすい環境が整っていました。チームの先輩医師は私の些細な疑問も懇切丁寧にゼロからわかりやすく解説してくださいました。

研修初日からカテーテルアブレーションを見学し、しばらくするとサードとして手技に参加するようになりました。その他にもペースメーカー植え込み手術も参加しました。術後管理、抜糸や圧迫解除などの基本的な事項・処置も徐々に習得できるようになりレベルアップを実感できました。されに、病棟で電気的除細動をかける機会も多く、緊急事態への対応も身についたように思います。抗不整脈薬の使い分けなどもこまめに教えてもらいました。心エコー図検査は指導医からエコーの持ち方から当て方、コツまで丁寧に教えてもらい、最終的には一人である程度施行できるようになりました。

また不整脈Gの業務から離れてCCUでの初期対応・集中治療を学ぶ機会もありました。急性心不全や急性心筋梗塞から、急性心筋炎、心室細動などの循環器急性期疾患が救急搬送された際には自分医電話連絡をもらうように手配してもらい、実際に体験することができました。
こうした不整脈の専門的な診断治療を学びつつ、緊急疾患の対応も学ぶことができ、大変有意義な研修でした。

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