メッセージ(伊藤 有紀)女性医師支援

伊藤 有紀 (いとう ゆうき) 臨床研究医 入局7年目(医師9年目)

入局のきっかけを教えてください

私は2011年に大学を卒業後、東京医科大学病院で2年間の初期臨床研修を行ったのち当教室に入局しました。もともと循環器内科医を目指していたわけではなかったのですが、初期ローテートで急性心筋梗塞により心肺停止状態で搬送された患者さんが元気に歩いて帰っていく姿に感動を覚え、循環器内科を自分の専門とすることを決めました。後期研修先を検討するにあたっては、近隣の大学病院や循環器を得意とする一般病院もいくつか見学しましたが、最終的には当教室が循環器内科の各分野において幅広く診療を行っていることが、偏りのないバランスのとれた後期研修を希望していた自分の意向と合うと考え、当教室を選択しました。また教室に女性医師が多く在籍されていることや病院自体が働く女性医師への支援に力を入れていることも入局理由の一つでした。

現在のワークライフバランスについて教えてください

数年前に第1子を出産し、半年間の育児休暇後に仕事に復帰しました。復帰後は専門医を取得したいという自分の希望もあり通常の病棟業務や救急対応を行い、経験を積みました。また以前から興味のあった心臓リハビリテーションのチームに加わり学会発表なども行いました。
ただ出勤・退勤時間は定時にしてもらいました。さらに当直は外してもらったり、子供が突然熱を出した時には早退したりなど、教室からは様々な復職支援があり、無理なく実臨床の場に復帰することができました。ちなみに第1子は近隣の職員向けの保育園に入園しているため、いろいろな面で融通が利き、非常に助かっています。
現在は第2子を出産し育児休暇中ですが、また復帰して働くことを心から楽しみにしています。

当教室での研修を検討されている女性医師へメッセージをお願いします

特に私は決して器用な方ではなく、仕事と出産・育児を両立できるか不安でした。しかし、実際に経験してみるとむしろ得ることの方が多く、医師としての成長にもつながっていると思います。
女性医師のライフスタイルは人それぞれで、年齢や置かれた立場によっても違いがあると思います。当教室は女性医師が比較的多いこともあり、様々な支援体制が整っています。実際、私のように産休・育休後に職場復帰している女性医師も数多くいます。基本的にチーム制で業務をしており、医師数が少ない一般的な病院よりは個人に負担がかかりすぎないように配慮されていると思います。
ぜひ一度見学にいらしてください。

【連絡先】
女性医師支援担当 黒羽根 彩子(くろはね あやこ)
E-mail: kurohane@tokyo-med.ac.jp

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