先輩からのメッセージ

高田 康之(たかだ やすゆき)不整脈専攻医(医師5年目)

入局のきっかけを教えてください

私は平成26年に埼玉医科大学医学部を卒業し、県下の市中病院で初期研修医として医師としてのキャリアをスタートしました。当時は医療系TVドラマの影響をかなり受けて救急科、整形外科、脳神経外科といった外傷治療を主に行う外科系を将来の専門として志望しておりました。

循環器内科に興味を持ち始めたのは初期研修でローテーションを行ってからです。循環器内科は時間的な制約も多く、緊急カテーテルのオンコールもほぼ毎日入っていたので非常に辛かったことを覚えています。しかし、一番思い出が多かったのも循環器内科で、また医師として一番成長できたのも循環器内科でした。目の前で苦しんでいる患者さんを素早く治療する憧れの先輩医師達の背中をみて、気づけば循環器内科の道を志していました。

私は不整脈領域を専門とすることを考えておりましたので、研修先を検討するにあたり不整脈診療に注力している大学病院、市中病院を多数見学しました。重視したことは「身近な学年の先輩医師がどれくらいの力量をもっているか」という点でした。その先輩の能力が数年後に到達しうる自分の能力の目安になる、と考えたからです。もう一つは、「あまり大所帯ではなく、かつ信頼できる指導者がいる」ことでした。侵襲的な手技を行う科である以上は、一定数自分の手技数を確保できなければ上達は望めないだろうと考えていました。従って、あまり大所帯であるが故に専攻医一人あたりの適切な指導を受けることができない環境は避けたほうがいいだろうな、と考えていました。以上のような自分の条件にぴったり合致したのが当教室でした。そして2018年より不整脈専攻医として当教室に参加しました

現在の仕事内容を教えてください

病棟の不整脈グループに所属し、不整脈疾患の診断と治療を日々行っています。当教室では不整脈診療における基本的診断能力のトレーニングみならず、カテーテルアブレーションやデバイス治療といった侵襲的手技も指導医のもとで若手医師が第一術者を多数経験できます。若手医師一人あたりの症例数も多く、更にレーザーバルーンを始めとした最先端の不整脈医療を行うことができます。また外来も任されますので、自分の治療を受けた患者さんの病状が改善していく経過を実感できるという、これ以上ない喜びでもあります。

実際の生活について教えてください

年次休暇は十分に取得できます。休日は当番制を採用しているのでプライベートも確保できます。国内・海外出張も多く、私自身もこの約半年間でイタリア、台湾、沖縄に行き、自分の発表もさせていただきました。

当教室での研修を検討されている方へ

もともと私は東京医大とは全く縁がありませんでしたが、現在は教室の一員として非常に充実した毎日を送っております。不整脈に限らず循環器分野で専門研修先をお探しの先生は是非一度見学にお越し下さい。

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