当グループの主な活動内容は以下の通りです。
・心血管疾患(主に冠動脈疾患・末梢動脈疾患・慢性血栓塞栓性肺高血圧症)に対する診断と治療、並びに臨床研究
・CCUにおける循環器救急/集中治療チームの統括、並びに臨床研究
・若手・中堅医師に対する心血管カテーテル手技の指導
2016年の実績ですが、冠動脈造影が1,130件、右心カテーテル検査が167件、肺動脈造影が115件、心筋生検が20件でした。インターベンションは経皮的冠動脈形成術が365件、末梢血管に対する血管内治療が60件、経皮的肺動脈形成術が56件であり、その他の治療を加えると合計で約500件のカテーテルインターベンションを行っております。
当グループは大学病院のカテラボとして、インターベンションの質を重視しています。特に1例、1例の虚血評価を重視しており、心筋SPECTに代表される非侵襲的機能評価と冠内圧測定で求められるFFR (fractional Flow Reserve)に代表される侵襲的冠機能評価の双方に基づいた「Physiological Intervention」をテーマに掲げて日々の診療にあたっています。とくに、pressure wire を用いた冠内圧測定に関しては、その概念がわが国へ導入された最も初期の時代から、他施設に先駆けて当グループが臨床応用してきました。また国内外にそのデータを発信しており、現在でも当グループの研究活動におけるメインテーマとなっています。
2018年からは「先端的インターベンション治療寄附講座」という独立した講座を設け、様々な自主研究や他施設共同研究、臨床治験などを精力的に進めています。
また、2019年7月にはハイブリッドオペ室を備えた新病院が開院します。当院ではそれに合わせて心構造疾患(Structural Heart Disease: SHD)に対する内科外科混合のハートチームを編成する方針です。当グループはその中心メンバーとして活躍していくことになります。
田中 信大(教授、東京医科大学八王子医療センター副院長/同循環器内科長、日本心血管インターベンション治療学会理事/同指導医、医学博士)
山下 淳(講師、CCU/心血管カテーテル室長、先端的インターベンション治療寄附講座主任、日本循環器学会専門医、日本心臓病学会上級会員[FJCC]、日本心血管インターベンション治療学会専門医/同代議員、同関東甲信越地方会評議員、医学博士)
村田 直隆(助教、先端的インターベンション治療寄附講座副主任、日本心血管インターベンション治療学会認定医、日本循環器学会専門医、日本内科学会総合内科専門医、医学博士)
小松一貴(助教、先端的インターベンション治療寄附講座研究員、日本内科学会総合内科専門医、日本循環器学会専門医、日本心血管カテーテル治療学会認定医、TAVR(Edwards社Sapienシリーズ)実施医)
伊藤 亮介(助教、先端的インターベンション治療寄附講座研究員、日本内科学会認定医)
佐々木 雄一(助教、先端的インターベンション治療寄附講座研究員、日本内科学会認定医)
武田 和大(戸田中央総合病院 心臓血管センター センター長)
小堀 裕一(戸田中央総合病院 心臓血管センター 部長)
小川雅史(健康長寿医療センター医長)
外間洋平(東京医科大学八王子医療センター助教)
池田 和正(東京医科大学八王子医療センター助教)
迫田 邦裕(あおぞら病院 カテーテル室長 http://www.aozora-hsp.jp/)
星野 虎生(けぶかわ医院院長 http://kebukawa.jp/)
日本心血管カテーテル治療学会(CVIT)認定教育施設
ロータブレーター実施施設
インペラ(補助循環用ポンプカテーテル)実施施設
肺動脈形成術(BPA)実施施設
浅大腿動脈用ステントグラフト実施施設
当グループの行っている診療と研究の詳細については「先端的カテーテルインターベンション治療寄附講座」のページをご覧下さい。
カテーテルインターベンションの専攻を希望される若手・中堅の先生方を随時募集しております。当教室は日本心血管インターベンション治療学会の認定医・専門医を取得するのに十分な環境と症例を有しています。研修の詳細については「先端的カテーテルインターベンション治療寄附講座」のページをご覧下さい。見学やご相談は下記メールまでご連絡下さい。
【連絡先】 村田直隆(むらた なおたか)E-mail: naotaka@tokyo-med.ac.jp
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