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ごあいさつ

糖尿病・代謝・内分泌内科学分野 主任教授 鈴木 亮

2020(令和2)年4月より糖尿病・代謝・内分泌内科学分野を担当する鈴木亮と申します。
主任教授就任に際し、ご挨拶申し上げます。

当教室の前身である内科学第三講座は、1960(昭和35)年に梅原千治教授を初代教授として開講し、伊藤久雄教授、林徹教授、小田原雅人教授の歴代主任教授が主宰された歴史ある教室です。2014(平成26)年の組織名称変更(糖尿病・代謝・内分泌・リウマチ・膠原病内科学分野)ののち、2020(令和2)年4月現在の名称に至りました。

診療科として、糖代謝異常全般の精査加療を中心に、脂質異常症や痛風(高尿酸血症)等の代謝疾患、バセドウ病や橋本病その他の甲状腺・副甲状腺疾患、副腎疾患、間脳・下垂体疾患等の内分泌疾患を幅広く対象とする専門診療を行っています。
具体的には、血糖管理に難渋する糖尿病患者さんの治療の最適化、糖尿病性ケトアシドーシスなど緊急性の高い病態の対応、診断後早期からの多職種チームによる生活指導、1型糖尿病に対するインスリンポンプ導入やカーボカウント指導、妊娠時や周術期の緻密な血糖管理、バセドウ病に対する内服・RI治療・外科的治療の選択判断、二次性高血圧の内分泌学的精査などが代表例です。
頻度の高い疾患から希少な疾患までカバーする丁寧な診療を通じて、患者さん一人ひとりの状況に配慮した、最善であたたかい治療を科全体で心がけています。

増え続ける高齢者糖尿病の診療の質の向上、糖尿病の血管合併症および認知症やがんなど併存症の予防克服は、現在のわが国における糖尿病診療の重要課題であり、目下私の取り組んでいる活動テーマです。
目の前の高齢者から将来を担う若年者まで全ての世代の患者さんが幸福に過ごせる未来が、私たちの診療と研究の目指す目標です。
ご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

入局を検討している方へ:
糖尿病学、代謝学、内分泌学を志す医師にとって、新宿の恵まれた立地で大勢の仲間と専門的知見を共有し、大学および連携病院での実践を通じて自らの成長を実感できる当科は、理想的な研修環境です。専門医資格や学位の取得、臨床研究や基礎研究のトレーニング、国内外での学会発表、論文執筆や海外留学など、大学ならではの経験を得るチャンスがたくさんあります。
活気溢れる医局で、共に学び、働き、喜びを分かち合えることを期待しています。

糖尿病・代謝・内分泌内科学分野 主任教授
鈴木 亮