教育・研修プログラム

東京医科大学病院における漢方専門医研修プログラムについて

漢方専門医制度は1989年より始まった日本東洋医学会の認定医制度です。
漢方医学に関する高い診療能力と豊富な専門知識を有する医師を認定するもので、内科や外科など基本領域の専門医資格を得たのち、研修施設で3年間の漢方専門医研修を行い認定試験に合格することで、漢方専門医の資格が得られます。
漢方専門医の資格は、厚生労働省により外部広告することが認められており、全国で約2000名の漢方専門医が活躍しています。
漢方専門医制度の詳細は、下記の日本東洋医学会ウエブサイトよりご確認ください。

東京医科大学病院は学会の指定研修施設として、これまで数多くの漢方専門医を育成してきました。現在も3名の指導医を有し、漢方専門医を志す専攻医の日々の指導に当たっています。具体的には外来陪席、院内でのカンファレンス・勉強会・セミナーへの参加、学会発表内容やプレゼンの指導などを通して、漢方医学の診療能力や専門知識のレベルアップを図ってもらいます。また専門医試験受験に際しても、提出する症例レポートの指導など万全の体制を取っています。

総合診療科は漢方医学との相性が良い診療科のひとつです。
西洋医学的にはっきりした病気はないが倦怠感やめまいなどの症状が続くとき、あるいは西洋医学的に診断はついたものの西洋医学的治療では効果が不十分なときなどに、患者さんのQOL向上を図る漢方医学的な見方・考え方や漢方薬による治療が役立つ場合があります。将来開業するときなどにも、漢方医学の知識は強力な武器になります。
総合診療科のなかに漢方医学センターが開設され、総合診療科をはじめとした臨床各科と連携しながら診療にあたっているところは、全国の大学病院の中でもほとんど例がありません。総合診療専門医として基本領域を取得してから漢方専門医取得に進むことはもちろん、総合診療の研修と並行して漢方医学を学ぶこともできます。
そんな「2度おいしい」東京医科大学病院総合診療科で漢方の研修をしてみたい人、ご連絡をお待ちしています。 詳細は、漢方医学センターのウエブサイトよりどうぞ。

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