大学院博士課程

現在4名が社会人大学院に在籍しています。

教育プログラム

1年次

血液疾患の実地医療における問題点の抽出を基本に置き、現在の血液診療の進歩を理解する。具体的 には治験薬剤や今後の血液学の解決すべき点を指導する。その中で、実地医療に結びつく細胞遺伝学 的解析、分子生物学的手法、細胞培養等の必要性を再認識できるように指導する。

2年次

実際の研究に必要とされる手技を行ないつつ、問題点をどのように解決すべきであるかを指導する。 また、医学部の大学院生として必要な臨床研究の一環として症例報告も積極的行い、学会発表のみに 出なく論文化を積極的に指導し、研究の位置付けを明確にする。

3年次

基礎研究の実際を指導し、データの解析、学会発表や誌上発表とする指導を行なう。発表するプロセ スにより研究が深まることを、身をもって体験させ、研究への興味を更に促す。

4年次

研究の持続性をもたらすため、後輩の指導を行なうことにより幅広い研究の必要性や継続性を指導す る。

社会人大学院を修了して

私は卒後6年目で社会人大学院に入学しました。東京医科大学の社会人大学院は、臨床業務と並行しても単位取得が可能なカリキュラムとなっていて、その内容も英語論文の執筆方法や統計学の基礎知識・実践講座と多岐にわたり、今後研究者として自立するために必要な知識を身につけることが出来ました。

私の研究テーマは臨床研究であったこともあり、臨床業務を離れて実験に没頭する、といった経験はありませんでしたが、後輩たちは実験に明け暮れており、希望すれば病棟フリーで1年間実験漬けになることも可能です。

研究に対する医局のサポートも充実しており、おかげで大学院入学から3年で学位論文が海外誌にアクセプトされ、大学院を早期修了することが出来ました。大学院での経験は非常に有意義なものでありましたが、福利厚生などを考えるとやはり4年でしっかり修了することが重要ですので、とても嬉しかったです。

血液内科は臨床と研究が非常に近しい科で、自分の研究結果が早期に臨床に活かせる点も魅力です。

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