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抄読会 2019/3/18

投稿者 : HP 管理者

カテゴリ : お知らせ

本日の抄読会では、双極I型障害の患者の抑うつ症状に対する維持療法として、Lurasidoneが効果的か否かを検討した論文が取り上げられました。双極I型障害の患者965名を対象に、Lurasidoneとリチウム(あるいはバルプロ酸)を併用する群とプラセボ群を比較した試験を行い、その再発率を比較しました。その結果、Lurasidoneを使用した群はその後の気分エピソードの再発が29%低下したことが示されましたが、統計的には有意な差ではありませんでした。しかしながら副作用に関しても、プラセボ群と差がなかったことから、Lurasidoneは安全性や忍容性が高く、体重増加や糖代謝異常などの副作用が最小限にとどまっていると考えられます。本抄読を受けて、Lurasidone がどのような薬なのか、日本での認可についてはどのような状況にあるのかなど具体的な使用の方法や、どのような患者さんに適用なのかについて議論されました。

Calabrese et. al. Lurasidone in combination with lithium or valproate for the maintenance treatment of bipolar I disorder. Eur Neuropsychopharmacol. 2017 27(9):865-876.
doi: 10.1016/j.euroneuro.2017.06.013.
PMID: 28689688