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抄読会 2018/1/22

投稿者 : HP管理者

カテゴリ : お知らせ

本日の抄読会では、クロノタイプ(朝方夜型)がBMIに与える影響を検討した論文が取り上げられました。アメリカの大学の新入生137名に対し前方視的質問紙調査を実施し、入学時のクロノタイプがその2か月後のBMIに与える影響を検討しました。その結果、食事習慣や活動量にかかわらず夜型のクロノタイプは朝型、標準型のクロノタイプと比較して有意に2か月後のBMIの増加を予測することが示されました。この結果から夜型の生活習慣と肥満の関係性の一部が示されましたが今後は夜型の生活習慣が体重増加に与える影響に関してそのメカニズムを詳細に検討する必要があることが示唆されました。本論文の抄読を受けて、当医局では、年齢とともにクロノタイプが変化するという背景を考えると、一概にクロノタイプがBMIに影響を与えるとは言い切れないのではないかという疑問や、BMIが高い者ほどジャンクフードを摂取していないという結果に関して、BMIの高さとジャンクフードの摂取量は相関するのではないかという疑問について議論されました。

Culnan et al., A prospective study of weight gain associated with chronotype among college freshmen. 2013 Chronobiol Int. 30(5):682-690.

doi: 10.3109/07420528.2013.782311.