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抄読会 2016/7/11

投稿者 : HP管理者

カテゴリ : お知らせ

本日の抄読会では、アルツハイマー病(AD)認知症との関係が示唆されている髄液中のオレキシンAADバイオマーカーと睡眠と認知機能の関連を検証する論文が取り上げられました。健常高齢者の地域住民63名を対象でした。解析の結果、髄液中のオレキシンA濃度は、Aβ42p-taut-tauと正の相関を示しました。また、オレキシンAADバイオマーカーの関連はp-tauが影響することが示されましたが、睡眠指標とは明確な関連は示されませんでした。この結果から健常高齢者におけるオレキシンAp-tauの増加と関連していることが示唆され、これは、加齢に伴う深睡眠やREM睡眠の減少と関係しているのではないかと考察されました。本論文の抄読を受けて確かに、本研究から上記のような関連性は示唆されるものの、睡眠関連の指標が客観的ではないなどの限界点も存在することから、今後知見を増やしていく必要性があり、それらの知見を受けてから判断する必要がある点が議論されました。


Osorio, R. S., et al. Orexin-A is Associated with Increases in Cerebrospinal Fluid Phosphorylated-Tau in Cognitively Normal Elderly Subjects. Sleep 2016; 39: 1253-60.

doi: 10.5665/sleep.5846 (published 1 June 1 2016).