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- 呼吸器内科の魅力
高齢化社会の進行に伴い、呼吸器疾患をもつ患者さんが増えてきており、呼吸器内科医は慢性的に不足しています。日本呼吸器学会の調査では、病院当たりの呼吸器専門医数が少ない都道府県では気管支喘息死亡率および COPDの 死亡率は上昇すると報告されており(日医雑誌 第141巻・第9号)、呼吸器内科医の育成は、国家的な課題とも言えます。その点、呼吸器内科医を目指すということは、社会への貢献を強く実感できますし、自身の社会のおける価値を高めることにもなります。また、呼吸器内科の特徴として、感染症・腫瘍性疾患・アレルギー疾患・自己免疫性疾患・肺循環疾患など内科の中でも守備範囲が広く、急性疾患も慢性疾患も対応することにあります。呼吸器内科で研鑽を積めば、おのずと多岐にわたる分野に精通することとなり、内科医としてのスキルも高くなります。そのため、将来的には様々にスタイルで専門性を生かした医療を行うことが可能です。大学病院や総合病院で高度な医療を行う他、がん専門病院でがん治療に従事したり、在宅医療で慢性呼吸器疾患の診療をしたり、ホスピスで緩和医療の専門家になったり、クリニックや専門外来で喘息・COPD・睡眠時無呼吸症候群をみたりなどです。ライフステージなどの周囲の環境に合わせながら、仕事のスタイルを変えることができる柔軟性をもつことは、長い医師人生を考える上で、非常に重要です。呼吸器内科医になれば、様々な疾患の他、人生の荒波にも対応が可能になります。