先輩からのメッセージ

  • トップ
  •  › 
  • 後期研修医・医局員募集
  •  › 
  • 先輩からのメッセージ

大野真梨子 先生(2017年卒)

 呼吸器内科に興味を持ってくださり、ありがとうございます。内科医を志しているけれど、どこに進もうか悩んでいるという先生が多いと思いますので、当院での後期研修の中身について少し書いてみようと思います。
 呼吸器内科の後期研修では、病棟の患者さんの診療を中心に、疾患の診断や治療について学びます。気管支鏡検査や胸腔ドレナージなどの手技も、上級医の先生方の指導の下、実践のなかで徐々に身に着けていきます。外勤ではcommon diseaseと画像読影を中心に経験します。
 2021年7月現在の新専門医制度では、新内科専門医取得にあたり56疾患群・160症例以上の症例経験が必須となっています。呼吸器内科は、その扱う分野が、悪性腫瘍、感染症、間質性肺炎、アレルギー、膠原病、肺循環など非常に多彩で、専門的に学びながら様々な分野の疾患の経験ができるという利点があります。もちろん、症例が不足している場合には他の内科と連携して、フレキシブルな研修スケジュールを組むことも可能です。
 個人的に、症状や画像、検査データから鑑別疾患を絞り、診断・治療につなげていくという、内科の醍醐味が味わえることが、呼吸器内科の楽しさではないかと思っています。少しでも皆さんの進路選択の参考になれば幸いです。

長友燿子 先生(2018年卒)

 呼吸器内科では、感染症、悪性腫瘍、自己免疫性疾患を始めとする様々な疾患群を経験します。また急性期から慢性期まで幅広く診療するため、各病態への理解を深めることかできる点に惹かれ専門に選びました。
 後期研修では、より専門的な知識や手技の修得、新たな知見の追求を求められます。上級医の先生方はとても教育熱心で、チームに縛られず、臨床的、学術的に学びを得ることができます。研修を通して、異なる社会背景を持つ患者さんに対して、チームで協力しつつ最善の治療方針・選択肢を提示できることを目標としています。