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当部門は核医学診断および放射線内用療法を行っています。核医学診断は非常に有用な機能情報を提供しますが、形態的な情報がやや不十分です。核医学部では機能および形態学的画像診断を総合的に学ぶ事ができるよう、画像診断部との有機的な教育連携を行なっています。一方、放射線内用療法はβ線やα線を用いて病巣を選択的に攻撃する治療方法で、がん対策推進基本計画のなかでも取り上げられている今後最も発展が期待されている分野のひとつです。画像診断と治療の融合(Theranostics)は当部門での臨床研究の柱となっており、多岐に亘って展開されています。ともに学べる仲間を募集しています。
当院の放射線科治療は高エネルギー放射線治療装置2台と遠隔操作小線源装置1台が稼動しているほか、前立腺癌に対する永久刺入密封小線源療法も行っています。治療件数は新規患者が年間約900例であり、都内でも有数の症例数を誇っています。治療は標準治療が行われ、通常の外部照射だけでなく、定位放射線治療や強度変調放射線治療を積極的に取り入れています。
臓器別診療科との合同カンファレンスも積極的に行い、患者にとってより良い医療を提供すべく努めています。
豊富な症例数のため、後期研修医も多数の症例を経験することができますが、任せきりにはせずに、全例で専門医がチームとしてバックアップしています。経験を積んでいきたい研修医にとっては望ましい環境であると考えています。近年の放射線治療は治療機器・方法の高度化に伴い、画像診断がきちんとできないと最適な治療を提供できない可能性がありますが、当科は画像診断・核医学・放射線治療が一科3部門であるために画像診断についても十分な指導を受けることが可能です。
研究面では新規放射線治療法、放射線治療成績、治療効果予測因子の探求についての研究を行っており、これらの研究成果を国内・海外の学会で発表し、国際雑誌に報告しています。後期研修医も積極的に研究に参加し、国内・海外の学会で発表しています。