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石田尚利准教授が第61回日本医学放射線学会秋季臨床大会の最優秀演題賞を受賞されました!

投稿者 : 医局

カテゴリ : お知らせ 本院 八王子 茨城

20251017日~1019日に開催された第61回日本医学放射線学会秋季臨床大会の学術展示において、石田尚利准教授が最優秀演題賞を受賞されました。

演題名は「死後CTにおける心大血管内高吸収域の臨床的意義:重力性沈降と凝血塊、 その生前病態の相関性解明」です。

 

<石田尚利准教授よりコメント>

本研究は東大放射線科との共同研究で、死後CTで頻繁に認められる心大血管内の高吸収域(重力性沈降と凝血塊)が、生前の病態や検査値とどう結びつくかを検証しました。構想から約3年かかって実を結び、Japanese Journal of Radiology誌への掲載を経て、受賞へとつながりました。共同演者の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。死後画像は院内死亡例・法医事例でのニーズが高まり、画像診断のサブスペシャリティのひとつとして認知されるようになってきたと思います。


この記事をご覧になっている方には進路について考えている方もいらっしゃると思います。本邦の放射線診断専門医は6000人強、放射線治療専門医は1500人ほどで、人口100万人当たりの放射線科医数は先進国中最下位クラスであり、私たちはより多くの方と一緒に楽しく働きたいと思っています。放射線医学では画像診断、IVR、放射線治療が幅広い領域をカバーしているため、必ず興味を持てる分野が見つかります。そして、人工知能との協働は効率的な業務を可能にし、私たちをサポートしてくれるはずです。また、画像診断管理加算、IMRT加算など、病院経営の収益を考えた際に、放射線科専門医の存在は今日の医療において不可欠です。このように今後も将来性を秘めた放射線医学の未来を共に切り開きませんか。当科に関心を持たれた方は遠慮なくご連絡をください。心よりお待ちしております。


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