7~9月の三ヶ月間、八王子医療センター歯科口腔外科で研修を行いました。

　まず、八王子医療センターの良いところは、外科の知識、手技を伸ばすには最適だと思います。常勤の先生が３名程ですが、それぞれの先生方の予約の患者さんに加え、初診の患者さんも対応し、研修医だからということは一切関係なくあらゆる患者さんの問診や治療に追われ実践的な経験が積めるからです。

中には難症例の患者さんと接する機会もあり苦労する時もありましたが、今考えると自分から積極的に参加することにより口腔外科医としての知識、手技といったものを伸ばすことが出来たように思います。入院患者さんは常時４〜６人のため、それぞれの患者さんの状態をしっかり理解でき、全身管理についても多く学べました。手術では、毎回助手として入ることができました。

外来では自分の患者さんを持つことができ、治療後のフォローアップや状態を把握することができました。また、本院にいる時と比べ多くの患者さんに触れる事が出来ました。そのため、研修医という甘えは消え、一歯科医師としての自覚、責任感といったものが強く芽生えたように思いました。

他科との連携も強く、特に耳鼻科•頭頸部外科から依頼の口腔癌患者さんの術前口腔ケアを行うなど手術前から介入でき術後の変化までもみる事ができました。