医局員・後期研修医の声

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後期研修を行っての感想 H26年卒須田和華子

須田和華子

 私は学生時代から小児科医を志していましたが、初期研修を他病院で終え、小児科の幅広い分野を経験してから専門分野を決めたいと思い、免疫、アレルギー、神経、消化器など幅広く経験することができる大学病院である母校での後期研修を決めました。見学や入局説明会ではお子さんをお持ちの先生も多く、様々な働き方で活躍されている様子を見、大学病院という多忙な場ではありますが、長く続けていけると感じたため入局を決めました。
 実際に小児科医として働き始めると、大学病院でありながらもcommon diseaseを多く経験でき、当直や休日の診療では患者さんを直接外来で診察できる貴重な場面であり、患者さんにとって何が一番の治療・対応なのかを自らで思考する力を身につけられます。判断に困ったり手技が困難な際は、一緒に当直されているバックアップの上級医の先生に相談でき、ご指導頂き学ぶこともとても多いです。分院である茨城医療センター、八王子医療センターでは、外来診察を経験する機会が多く、小児科医として欠かせない乳児健診や予防接種を習得できます。半年間の国立成育医療研究センターでの研修では小児循環器と血液/腫瘍分野を経験することができるため、今後の専門分野を決定する点においても非常に良い研修となりました。その他にも、当院の後期研修では河北総合病院での一般診療や日赤医療センターでのNICU研修を行える点も魅力だと思います。
 様々な大学から入局される先生も最近は多く、河島教授を始めとして面倒見の良い先生方が多いため、とても雰囲気が良い医局です。
 皆さまと一緒に働ける日を楽しみにしております。

後期研修を終えて H25年卒 笹本武明

笹本武明

 初期研修終了後、私は当院小児科で小児科医への第一歩を踏み出しました。それから3年。あっという間に後期研修期間は過ぎていきましたが、非常に多くの経験や知識を得ることができたと実感しています。大学病院や総合病院(成育医療研究センターや日赤医療センター)での小児専門疾患の研修に加え、関連病院では一般外来や健診などを含め、自ら主治医となり、責任感を持って業務にあたります。これらの経験を経ることで、小児科分野に関して満遍なく学ぶことができました。また困ったときにはいつでも相談できる優しい先輩方や、切磋琢磨できる同期・後輩が多くいることも私の大きな力となりました。
 小児科分野は幅が広く、より多くの知識と経験が必要になります。一般小児科疾患を学び、かつ専門的疾患を経験できる当小児科の後期研修プログラムは、小児科医への第一歩として最適だと思っています。まだまだ未熟な私ですが、小児科医を目指す皆さんと共に働ける日を心待ちにしています。気軽に見学などいらしてください。

研修と母の両立 H22年卒 春日晃子

春日晃子

 小児科入局5年目の春日晃子です。臨床研究医として病棟、外来で勤務しつつ2人の女の子の子育てに追われる毎日です。私が小児科を目指した理由は子供が好きであるという点と、子供のこころの診療ができる医師になりたいという点でした。入局前に長女を出産している為、子供がいる状況で勤務できるか不安なまま入局しました。子供の熱で出勤後すぐにお迎えに行ったり、家が片付かないのは日常茶飯事でイヤイヤ期になると自分も爆発しそうで正直なところバタバタな毎日でした。周りの先生方の支えもあって何とか乗り越える事ができ、今では同じような状況にあるお母さんたちの目線に立ってお話する事が出来るようになりました。当直の経験や勉強時間がなかなか取れないこともあって臨床経験は他の先生方よりも短くはありますが、子育てを経験できた事は小児科ならではの私の強みになっていると思います。皆様にお伝えしたい事は、家庭を持つ事でやりたい仕事を決して諦めないでほしいという事です。特に子育て中の方こそ、専門分野を持つ事が長く続けていく事のカギであると私は考えています。小児科は勉強会、学会発表も豊富で遅くまで残れない私でも無理なく参加できています。皆様の入局を心よりお待ちしております。