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当科は、75歳以上の高齢者における内科疾患の最初の窓口として機能しており、多くの合併症を抱え、どの科に受診したらよいか分からない患者様を多く診察しています。そのため、従来の臓器別ではなく、患者全体を見渡す視点をもってアプローチし、これから訪れる超高齢化社会において、プライマリケアの役割を担う人材が育成できる特徴があります。また、社会的問題を抱えた高齢者が増える中、こうした問題に対してもソーシャルワーカーと連携し、解決していくことによって、患者様から強い信頼を得ることができます。
我々スタッフは、高齢者に対してジェネラリストとしての一面を持ちつつ、特に認知症や神経疾患に対して、スペシャリストとして治療を行っています。
認知症について、数多くの認知症患者が集まっており、全国でも有数の規模となっております。周辺地域からの紹介も非常に多く、新宿・渋谷・杉並・中野地域において、認知症診療における中心的役割を担っています。さらに、臨床だけではなく、治験や臨床研究についても積極的に行っており、多くの実績を残しています。
神経内科領域では、脳卒中急性期医療機関として、神経内科や脳神経外科と連携し、t-PAを用いた治療を行っています。また、パーキンソン病などの神経変性疾患診療も行っています。
多種多様な疾患が集まる当科では、認定内科医はもちろん、総合内科専門医の症例も豊富で、これらの取得が可能です。また、同様に老年病専門医も取得できます。スペシャリストとしては、認知症専門医と神経内科専門医の取得が可能です。さらに、希望によって当院内視鏡センターへの研修や、各種専門病院への研究出張、海外留学も可能です。
将来的に内科で開業をお考えの先生方にとって、高齢者診療は避けて通れない時代です。さらに患者様からのニーズが増えている認知症への対応が、強みとなってくると考えられます。また、前述のとおり、認知症の研究発表が盛んに行われており、これらの研究を通して学位取得が可能です。
このように、臨床、研究双方に幅広い活躍の場があり、また患者様からの信頼も厚く、当科スタッフの満足度は高いものと自負しております。