本年1月26日から2月28日まで開催された、第41回日本口腔腫瘍学会総会・学術大会において、当科の佐藤麻梨香助教が発表した「当科における再発/転移口腔がんに対する免疫チェックポイント阻害薬治療の臨床的検討」が優秀ポスター賞に選ばれました。本研究は、再発、転移口腔がんに対して多く用いられる免疫チェックポイント阻害薬の治療効果を予測するためのバイオマーカーを探求する内容で、今後の治療に大きな影響を与える可能性が示唆されました。当科の「腫瘍外来」では進行がん症例を多く扱っております。これからも、手術だけではなく、薬物療法やその他の治療に関しても研鑽を怠ることなく、口腔がん治療の向上に努めていきたいと考えています。「すべては患者さんのために」。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　文責：長谷川　温