2019年11月30日・12月1日につくば国際会議場に於いて、第23回公益社団法人日本顎顔面インプラント学会総会・学術集会が東京医科大学茨城医療センター歯科口腔外科教授である松尾朗が大会長として開催されました。本学会は副大会長に茨城県歯科医師会会長である森永和男先生、実行委員長に茨城県病院歯科医会会長である萩原敏之先生に甚大なるご協力を頂き、まさにオール茨城で挙行された。今回は、インプラント治療の安全性・信頼性のさらなる向上を目指すことを主題に、また、開催場所のつくば市はJAXA(宇宙航空研究開発機構)の本拠地であることから、大会テーマを「リスクからの解放：2019インプラントの旅」とさせて頂き、特別講演に有名なエイズ訴訟で患者側弁護士としてご活躍された杉山真一弁護士にお願いし、患者側からみた医療紛争の観点からご講演頂いた。また、国際招待講演にDepartment of Oral and Maxillofacial Surgery, Oregon Health Science UniversityのAllen Cheng先生に「Jaw in a day: a complex marriage of advanced dental implant prosthodontics, reconstruction surgery, and computer planning」と題してご講演頂き、いずれも盛況でありました。

　好天にも恵まれ、約500名の参加者に恵まれ、無事盛会裏に終了することが出来ました。

歯科医師・歯科衛生士始め、歯科関係以外の先生方など様々な視点から、活発な発表をしていただき、今後の基礎研究や臨床の現場に役立てて頂けるような実りある学術集会となったことと思います。

　最後に、本大会に多大なご援助、ご協力いただきました関係の皆様方に心から御礼申し上げます。

　　　　東京医科大学茨城医療センター　助教　　　池畑直樹