学会・抄読会・勉強会

MASCC/ISOO 2019(サンフランシスコ)およびUCHC訪問(コネチカット州)

報告者 : 近津 大地

カテゴリ :

2019年6月21〜23日、サンフランシスコで開催されたMASCC/ISOO 2019に参加しました。

IMG_2123.jpg
MASCC/ISOOは、がん患者に必要な支持療法について多職種が参画する学術団体であり、今回、欧米はもとよりインド、ブラジル、中国、そして日本などから数多くの発表がみられました。

近津は日本がんサポーティングケア学会粘膜炎部会長を務めていますが、化学・放射線療法による粘膜炎は口腔粘膜だけでなく、食道・胃・腸・肛門といった消化管のほか鼻・副鼻腔、気管支や膀胱など口腔以外の粘膜炎障害がみられることが知られています。実際、今回の粘膜炎セッションにおける発表では、口腔粘膜炎の演題以外に医師や薬剤師、栄養士から抗がん剤による腸管粘膜炎に関する報告が多数みられました。 

その後、昨秋からコネチカット州ファーミントンにあるUCHC(コネチカット大学ヘルスセンター)に留学している藤居泰行先生のもとに激励も兼ねて、共同研究者I-Ping Chen博士を訪問しました。

IMG_2407.jpgIMG_2429.jpg
今後の研究の打ち合わせをした後、Carol C Pibeam博士との再会を楽しみました。実は、近津は2000-2001年とPilbeam博士の下でCOX-2の研究をしており、一時間近くお互いの近況や昔のラボ仲間の話で盛り上がりました。

IMG_2409.jpg