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頭頸部癌治療は摂食・嚥下、発声・構音といったQOLに直結します。早期癌に対しては従来の放射線治療に加え、ダビンチで行うロボット支援手術も行っています。進行癌に対しては「臓器温存した薬物併用放射線療法」あるいは「皮弁再建を併用した拡大切除」のいずれが最善かを豊富な経験から選択しています。また、全人的看護、リハビリ、社会福祉を活用したバックアップなど多職種が連携したチーム医療で患者さんに最も有益な治療を提供しています。
東京医科大学は日本で人工内耳手術を始めって行った施設で、日本最多800例を超える症例に人工内耳手術を施行しています。また、難治性滲出性中耳炎の管理、慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎の手術症例も豊富です。めまい外来では、標準検査に加え、cVEMP、oVEMP、vHITを行い、病巣診断を行っています。
鼻副鼻腔の手術は内視鏡の時代となりました。当科では最新のハイビジョンシステムとナビゲーションシステムを用いて内視鏡手術を行っています。涙嚢炎や鼻涙管閉塞症に内視鏡下鼻腔涙嚢吻合術も行っています。睡眠時無呼吸症候群の治療はCPAPなどの保存的治療のみではありません。当科では鼻閉改善手術、口蓋扁桃切除術、口蓋垂・軟口蓋・咽頭形成術、舌扁桃切除術そしてオトガイ舌筋前方牽引術などを行っています。
当科は喉頭麻痺に対する披裂軟骨内転術、痙攣性発声障害に対する甲状軟骨形成術Ⅱ型など多様な手術に対応しています。一方、入院を希望されない方には外来日帰り手術を行っています。嚥下障害は誤嚥性肺炎だけでなく、脱水や低栄養も引き起こします。当科ではすべてのスタッフが食べることを通して患者さんのQOL改善に努めています。