理念

真のストレス対策を職域に

目的

 会社が新規事業を始める際に、市場調査などを行わず、「勘」や「ほとんど関係がない素人の経験」でその事業をスタートすることはありえません。しかし、産業衛生・職場の健康づくりの場面では、しばしば「勘と経験」に基づいて健康施策が組み立てられたり、根拠に支えられた専門知識を有さないセミナー講師などの言いなりになって「効果が期待できない健康施策」、さらには「健康を害する健康施策」が導入されてしまう事例が多く見受けられます。

 「根拠に基づいた医療」「根拠に基づいた政策」という言葉が徐々に市民権を獲得しています。

 社員一人一人の心身の不調は、その個人の健康を損ない、生活に支障をきたすだけでなく、生産性の低下や離休職を招き、会社全体にも強い損失をもたらします。

 メンタルヘルスの不調には原因があります。

 業務過多、職務内外の人間関係の問題、家庭での悩み、自分の体調不安、睡眠の問題、不適切な生活習慣、認知のゆがみ、ネガティブなライフイベント。個人単位から全社単位までそれらの傾向を把握・分析し、データに基づいて対処策を講じていくことで、初めて「根拠に基づく健康経営」が可能になります。

 ぜひ、確かな根拠に基づいた施策を導入して、真のメンタルヘルス対策を行いましょう。

 我々は、職場の健康的な環境づくり、社員の方々の心身のストレスマネジメント、そしてデータに基づく産業精神医学を職域に導入することで、社会や会社、そしてそこで働く人の未来に貢献したいと考えています。実践的で根拠に基づいたストレスマネジメントを行い、社員のメンタルヘルスの改善や、生産性と定着率の向上、顧客およびスタッフの満足度・幸福度を高めるべく、日々研究を重ねています。