私は他大学での初期研修終了後、消化器内視鏡学の後期研修医として本講座に入局しました。初めの４か月は外来内視鏡検査（指導医による上下部消化管内視鏡検査の介助、上部消化管内視鏡検査の実践）を勉強し、その後約1年半に渡って連携施設である戸田中央総合病院で消化器疾患の救急対応や入院診療を中心とした内科臨床を学びました。現在は同じく連携施設である虎の門病院消化器内科で内視鏡検査業務に加えて、内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD）などの内視鏡治療の手技に関しても勉強を行っております。
　現在、当科では入院診療を行っておりませんが、その分消化器内視鏡学の勉強を集中して行うことができ、学会発表・論文作成の指導を頂けました。入院診療については上記のように外病院で研修することで、新内科専門医や消化器分野の専門医取得も対応可能と考えます。
　多くの先生方に当科での研修を行っていただくことをお待ちしております。