医局員の声

専攻医を終えて

声の主 : 藤田寛生

カテゴリ : 本院

20214月に東京医科大学病院で1年間の初期研修を行いました.20224月から継続で専攻医をスタートしてから3年が経過しました.

 専攻医1年目,4月からの3か月は病棟班での研修でした.池畑mit, 一生忘れない3カ月になっております.指導していただいた先生方には感謝の気持ちで一杯です.7.8月は放射線科での研修でした.なるべく口腔外科の読影依頼は読影して朴先生に添削していただきました.9月から1か月は外来班での研修でした.8番抜歯苦手でした.住居ですが新宿の古い方の畳の寮に入りました.近くに新宿中央公園や都庁があります.病院には自転車で通い,毎朝都庁前を通っていました.都会でした.

 10月から翌年3月までは八王子医療センターでの研修でした.本院は専門外来が分かれていますが,八王子は外来と病棟を両方同時の場所です.本院では8番抜歯を最後までできたことは数回しかない状態でした.日々,小川先生,池畑先生にご教授いただき,資料でも調べつつ日々乗り越えていきました.8番抜歯が前よりできるようになり,できる仕事が少しずつ増えていくのが楽しかったです.八王子の時に,有病者歯科医療学会で初めて学会発表させていただきました。お忙しい中,発表まで見ていただいて誠に感謝です.大変緊張したのを覚えています.住居ですが古い方の寮に入りました.通勤は1分でとても楽でした.八王子ラーメンかなり好きでした.秋の紅葉はとても綺麗で,冬の高尾で入った温泉はとても良かったです.

 専攻医2年目の46月は麻酔科研修でした.用意する物品の多さ,知らない単語が山ほどあり苦労しました.全身麻酔について様々な先生からご教授いただき,様々な症例に関わらせていただけて感謝の気持ちです.79月は救急科での研修でした.普段経験のない厳しい症例もあり,様々なことが思い出として残っています.今後自分の歯科医院で緊急事態が起きないように準備を怠らないようにしようと改めて強く思いました.先生方に様々な経験をさせていただき感謝しております.10月~3月は本院の外来班での研修でした.8番抜歯が苦手なのを痛感しました.外来班の時に宮古病院に行くことが決まり,抜歯できるようにほぼ全員の先生からご教授いただきました.本当に感謝しております.最後長谷川先生からfujita specialという紙をいただきました.その用紙を見て,安全な抜歯を心がけています.

 専攻医3年目は宮古島にある沖縄県立宮古病院での研修でした。慣れている職場を離れる経験をし,東京医科と宮古病院は抜歯1つにしても異なる点がたくさんありました.島で1番大きい県立病院かつ,口腔外科は宮古病院のみです.全身麻酔の症例はほぼ全部執刀させていただきました.口腔外科と障害者歯科,両方の役割がある病院なので,様々な症例を経験できました.書ききれませんが一生忘れない島生活を経験しました.上田先生,立津先生ありがとうございました.宮古島にいるにも関わらず,口腔外科認定医の書類作成のために,近津先生,金子先生に見ていただき誠に感謝です.ありがとうございます.

 専攻医の最初の方,近津先生最後のアシスト終了後に「抜歯はぼくのやり方だけではないので,様々な人の良いところを吸収してこれからも頑張ってください」という内容のお話をしていただいたのが思い出深く.そこから初期研修含め合計4年間の研修が終わろうとしています.上の先生方にも恵まれ,様々な技術を身に着けることができました.今後は開業医で働き,院長になれるよう頑張ります.同門会や学会等様々なところで皆さんにお会いできれば嬉しいです.合計4年間誠にありがとうございました.